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こんにちは。はじめまして。
まだ見ぬ君に僕は何と話しかけよう。

僕は君とにらめっこをしよう。
かたぐるまをしよう。そしたら一緒にうたをうたおう。
青い空を見上げよう。そしたら一緒にどこかへいこう。

夏の冷たい朝、誰よりも早く見た太陽や
冬の暖かい夜、誰よりも長く見た星空に
君もいつか出会うことができるのだろう。

小さな手を握ったのに君は迷子になるのかも知れない。
大きく走り出したのに君は転んでしまうかも知れない。
だからそれは、ずっと全部忘れられないことなんだよ。

どうしたの?何が欲しいの?
まだ見ぬ君に僕は何をしてあげよう。

僕は君とごはんを食べよう。
大きなあくびをしよう。そしたら一緒におひるねしよう。
雨の空からかくれよう。そしたら一緒にどこかへいこう。

春に咲く花弁の中、初めて出会う人々や
秋に散る枯葉の下、最後に別れる人々に
君はいつか笑ったり泣いたりするだろう。

大声で叫びたくなるほど恥ずかしいことがあっても、
涙が止まらないどんなに悔しいできごとがあっても、
それでもそれは、きっと全部素晴らしいことなんだ。

こんなにも、こんなにも、君は待ち望まれている。
どこまでも、どこまでも、僕は待ち望んでいるよ。

君が生まれくること、それだけでじゅうぶん君は幸せなんだ。
君が生まれくること、それだけでじゅうぶん僕は幸せなんだ。

生まれくる君に僕は捧げよう。
生まれくる君に僕は微笑もう。

こんにちは。はじめまして。
まだ見ぬ君に僕はこう話しかけよう。