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大学卒業から6年間、一人暮らしをしていたアパートを出て、
今の家に引っ越してきたのが一年前の今日、4月1日。

ワンルームの部屋にあきあきしていた僕は
次は必ず一軒家に住むと決めていた。

偶然みつけたこの家は、築35年の平屋。
雨もりはするし、家の中でも春がすぎる頃までは寒く感じる。
夏は蚊が多いし、駅からも遠くて坂の上にあるので出かけるのに一苦労する。

でも、朝日が入るリビングとダイニングがあって、
サツキとメイの家にあったような白いペンキがおちかけたひさしもある。
お隣さんの庭は森みたいになっていて、
栗やら杏の実が季節ごとにうちの裏庭に落っこちる。
玄関横には電線まで届く大きな木があって、風に揺れる音が心地よい。

まわりは静かで、時間がゆっくり流れている。
近くには桜並木と広い芝生の広場がある大きな公園があって、
週末には三人で散歩にでかける。

借家なので一生この家に住むわけではないだろう。
でも、いつか引っ越して別のところに住んでも、
ここに三人で暮らしたことは多分ずっと忘れないだろうと思う。