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すでに去年の話ですが、ちょっとした事件が続けざまにありました。

たまたま妻とはるさんが、妻の実家に帰っているときのことでした。僕はよりによって、そんな時に限って家の鍵を会社に置いてきて帰ってしまったのです。合い鍵を家の外に隠しておけばよかったのですがしてなくて、しかも雨も降っているのに傘も持っていなくて、寸でのところで家に入れない僕は玄関の前で途方に暮れてしまいました。

いや、なんとかなるはず!と僕はお風呂場の窓の格子を外して入ろうとしたり、庭の倉庫にあった木の端材や針金を玄関のポストの隙間から差し込んで鍵を開けようとしたり、これはこれで開くような鍵じゃ困るよなとか思ったり、家の前を通りがかった人に怪しまれないようにしたり、なんで自分の家に入るのにこんなに苦労せなあかんねんと思ったり、しまいになんだかほんとに泥棒をしているような気分になってきたり、それでも全然開かなくて、もう、ああー!!となってきて最後はあきらめてもう一回会社に鍵を取りに戻ってやっと家のなかに入ったときはもうすっかり疲労困憊という感じで、それなら最初から素直に会社に戻ってればよかった、と後悔しました。

そんなことがあった数日後、会社で仕事をしていると見たこともない番号から電話がかかってきました。誰だろうと出てみると妻でした。なんで自分の携帯電話からかけてこないのかと思ったのですが「はるさんに家から閉め出されたからお隣さんの電話からかけてんねん」とのこと。しかもちょっとパニック気味。

一瞬妻の言っている意味が全然わからなかったのですが、外に洗濯物を干しに行っている間にはるさんに鍵を閉められたらしいのです。はるさん!!まじっすか!?普段から僕らが鍵を閉めるを見ていたのを覚えて、はるさんもそんなことができるようになっていたのです。恐るべしはるさん!

他に入れるようなところは元から全部鍵が閉まっていたし、はるさんは一人で家の中に居るし、困った妻はお隣さんに駆け込んで電話を借りて僕に連絡をしてきたという次第。仕事中でしたが仕方ないので鍵を持っている僕が急いで帰ることになりました。

駅まで走って、さあ電車に乗り込もうというときにまた妻から電話があって「家に入れました!」とのこと。えー!どうやって入ったんよ!?と聞くと「お隣さんにお風呂場の窓の格子外してもらってそこから入った」とのこと。うちのお風呂場の窓はしっかりとネジでとめられた格子もあるし、僕の背よりも高いところにあって窓も小さいから、入るにしてもどうやって?って思うのですが(という僕も僕も力ずくで侵入しようとしましたが)、お隣さんが工具を使って格子を外してくれて、妻が窓から足を突っ込んでいってなんとか入れたそうです。

僕が家に帰ると窓も格子もきちんと元通りになっていてお隣さん様々という感じだったのですが、数日のうちに大人二人ともが家から閉め出されるというまぬけな事件が起きてしまい、なんだかなあ~という気持ちになりつつ、結局風呂場かよ、と考えていることが一緒なのがちょっと可笑しかったりしました。

ちなみにこんなに苦労して妻が家に入ったとき、はるさんはつけっぱなしにしていたテレビに夢中だったらしく「え、なに?」みたいな感じで振り向いたそうです。

やれやれ、はるさん。