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濱田家のお隣さんの庭には、 森のように木がたくさんあります。
古めかしい土壁が渋い小さな家に どうやらおじいさんがひとりだけで 暮らしているようです。
その佇まいは、まるで仙人のよう。 ここでは言えませんが、名前も ほんとに仙人みたいなのです。
仙人の生活はまったくの謎に包まれており、 しばしば僕たちあいだで、妄想がくり広げ られます。
仙人は実は陶芸家で、家にこもりながら 作品をつくっている、とかなんとか。
森には、大きな栗の木があって、夜な夜な うちの家の屋根がぼこぼこ音がするなあ、と 思っていたら、栗がいっぱい落ちてたりするくらい。
で、今は柿の実がたっくさんなっています。 うちの庭には落ちてくることはないのですが、 あんまりにもたっくさん実がなっているので 見るたびにすごいなあ、と思うのです。
おそるべし仙人。
あとは桃がなればかんぺきだね。
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